あらためまして皆さんこんにちは!!

店舗移転前の有機村

みなさんこんにちは!有機村の井上です。

いつも有機村にお越しいただき本当にありがとうございます。

さて、ホームページリニューアルに伴い私のブログを再スタートすることになりました。

日々のお店や暮らしの中での出来事やさまざまな所感また情報など、皆様にお伝えしたいことをこのブログでいろいろと発信していきたいと思いますのでよろしくお願い致します。

有機村開業当時を振り返って その1

有機村開業から早16年と9ヶ月が経ちました。

今振り返ると本当にあっという間といった感じです。

わずか二十数商品で引き売りで始めた頃、友人知人を少ない商品を持って回り、思いを伝えながら一個売れた時の嬉しさは今だ忘れません。

有機村と井上村長

同時にこれでやっていけるのかという不安もなかったわけではありませんが、自分の中では、それ以上に楽しい思いが勝っていたのはわかっていました。

自然食品に興味をもったのは、環境問題の講演会に参加したことがきっかけで、環境と食が密接につながっていることを実感したからでした。それまでボランティアおたくだった私でしたが、特に環境ボランティアは熱が入りすぎ(笑)周りが見えなくなったこともありましたが、お店を始めることで気持ちが落ち着いた気がします。

動かされた!!

 

まず思いを伝える店の名前を考えました。
いろいろ頭に浮かんでくる名前をノートに書き留めました。
そして「自然を大切に生きる人たちがお互い有機的につながり関わり合う村」をイメージして「有機村」という名前に決めたのです。以下のノートがその当時書いたものです。

有機村スタート時にコンセプトを書き出した

いろんなご縁と展開で始めようと思った場所は、お店をスタートした美術館前ではなく、実はそこから程遠い場所でした。安易に家賃の安さで決めてしまったのですが、今思えばお店を構える条件として全く適さない場所でした。

当時はそんなことも全く分からず決めたのですが、もしそのままそこでやっていたら、たぶん続かない結果になっていたと思います。
では、なぜ美術館前になったかと言えば、決めたところに実は先約がいることを不動産屋さんがうっかりしていて、契約を断られてしまったのでした。その時は本当に残念な気持ちでしたが、今思えばすごくラッキーなことでした。

店舗移転前の有機村

今思えば見えない何かに動かされていたようにも感じます。

風変わりなお店作り

そんなことで有機村というお店として再スタートすることになったのです。

そしていよいよなにせ商売は全くの素人。何から準備していいのかわかりません。

しかしながら、私はなぜかあまり困ってはいませんでした。
というのも私の目的は、店を通じていろんなことを楽しみたいという、経営とは程遠い「思い」があったからです。

いきなり店の半分はお遊びスペースにしてしまおう。
お店の陳列棚もキャスターをつけて営業時間外は移動して広く遊べるようにしようなどと考えて、遊び感覚でひとりで店をつくりはじめたのです。(続きはまた後日開業当時を振り返ってその2で書きます)

遊び場だった頃の有機村

つづく・・・

この記事を書いた人 井上 直記

自然食品有機村店主。22年前に開業した有機村を通して「大好きなことを仕事にして生かされる」事を表現中。若い頃から精神哲学に興味を持ち東洋哲学、宗教学を専攻。その後環境問題の深刻さを知り、自然農を学び自然暮らしにシフト。環境グループを立ち上げ、数々の環境問題や自然暮らしに関するイベントを主催。また、十数年間の自給暮らしで自宅出産や薪やカマドを使った省エネ生活を経験。ミニマムでスローな暮らしへと転換すること、そして実はそれが本当の豊かさを得ることにつながるのを実感。自然暮らしや楽しむ生き方を経営にも生かした有機村の店舗経営が注目され、数々の健康イベント、セミナーで講演。近年、要介護5の実母の介護のため実家に戻り、3年間の介護の末に母を家で看取る。その時の模様を記したブログ記事が話題になり、看取り師の養成の教材にも採用される。今は有機村を通じそれら経験をシェアしながら活動中。

関連記事