毎年恒例、曙大豆と五味醤油さんの米糀を使って味噌の寒仕込みをしました!

今年も手前味噌の仕込みが出来ました。ありがたいことです。

無農薬の曙大豆は南アルプスで丸玄さんが育てています。丸玄さんは育てた曙大豆を、納豆や味噌などに加工もしています。今年も15キロの曙大豆を水に一晩浸けました。

丸玄さんのホームページはこちら。

https://www.marugen-omame.com/

 

そして米糀は、甲府の五味醤油さんの米糀です。五味兄と妹で発酵兄弟として、日本の食文化、誇れる味噌や醤油を手作りする楽しさと大切さを伝えています。

http://yamagomiso.com/

五味醤油の五味ちゃんと親しくなったのは、東日本大震災の時の昌福寺さんで行われたチャリティーイベントでコラボした時です。

放射能の影響を受けてしまうであろう私たちが子どもたちの身体を守るには、どうしたらいいか、危機感を持って必死に考えていたあの頃。

お味噌や玄米や海藻が健康を守る助けになるよっていう提案で、イベントでは味噌おむすびを販売しました。早いものでもうすぐ8年目の3月11日が来ますね。

そんなつながりから、毎年仕込む味噌の糀は五味ちゃんの糀にしてますが、とても美味しい味噌が出来上がります。

 

味噌は大豆と麹と塩だけで作るので、素材が変われば味も様々。配合によっても違ってくるので、好みの味に仕上がるように毎年分量を試行錯誤して、去年仕込んだ味噌の味に行き着きました。出汁がいらないくらい美味しい味噌汁になります。なので今年も去年の配合で作りましたよ。

一年に一度の味噌仕込み会、前日の準備作業の一つ、大豆を大釜で薪で炊く作業が一番好きな時間です。炎を見ながら薪をくべ、火を管理する。

自然の音しか聞こえない静かな環境で一人で作業する時間は幸せなひと時です。

出来上がった味噌の元?は、なんと90キロ!

時間や気温によって発酵、熟成され、秋にはまた美味しい味噌が食べられることでしょう。

そんな、毎年、毎日の繰り返しが、「覚悟して生きる」って事なのかなぁと感じる今日この頃です。

 

この記事を書いた人 井上 恭子

富士川町で、夫と息子、義父との4人暮らし。5年前まで、富士川町の里山の古民家で、自家用の自然栽培米を作りながら火を使ったスローな暮らしを実践。米作りは今も毎年続けている。家業は甲府の自然食品有機村。昔ながらの豊かな日本の里山の暮らし、より自然に添った育児などの経験から得た知恵や生き方の極意などを自分の生活の中で実践中。

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