介護から看護そして看取りへ 最終

母を看取りました。最期は母に心からの気持ちを伝え

悔いなく旅立ちを見送れた気がしました。

看取りが「いのちのバトン」を受け取ることを心から実感できました。

本当に感謝しかありません。母もきっと満足している事と思います。

ここ数年仕事以外母の介護に明け暮れた毎日でしたが

それが私にとっては、とても心地よくまた勉強になる充実した貴重な時間でした。

母からは感謝してもしきれないほどの沢山のものをいただきました。

旅立つ母を抱きしめエネルギーをたくさん沢山受け取りました。

思えば、「自然」をテーマ、コンセプトに人生を送ってきた私でしたが

その中で、自然出産、自然暮らしを経験し、今回自然死である「看取り」を体験できたことは、私にとって大変大きい財産となりました。

日本看取り士協会会長柴田久美子さん、県内の看取り士岡亜佐子さん土橋梨津子さんはじめ本当にたくさんの方に支え応援していただいたお陰で母の看取りが出来たこと、この場をお借りしまして心から感謝御礼申し上げます。

これからの時代に「看取り」の大切さがより広がっていく事を願い、私もこの経験をしっかり大切にし生きていこうと思います。ここまで看護の投稿にお付き合いいただきありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。

この記事を書いた人 井上 直記

自然食品有機村店主。22年前に開業した有機村を通して「大好きなことを仕事にして生かされる」事を表現中。若い頃から精神哲学に興味を持ち東洋哲学、宗教学を専攻。その後環境問題の深刻さを知り、自然農を学び自然暮らしにシフト。環境グループを立ち上げ、数々の環境問題や自然暮らしに関するイベントを主催。また、十数年間の自給暮らしで自宅出産や薪やカマドを使った省エネ生活を経験。ミニマムでスローな暮らしへと転換すること、そして実はそれが本当の豊かさを得ることにつながるのを実感。自然暮らしや楽しむ生き方を経営にも生かした有機村の店舗経営が注目され、数々の健康イベント、セミナーで講演。近年、要介護5の実母の介護のため実家に戻り、3年間の介護の末に母を家で看取る。その時の模様を記したブログ記事が話題になり、看取り師の養成の教材にも採用される。今は有機村を通じそれら経験をシェアしながら活動中。

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